前回の記事で、好きな人に対し、やりきるまで好きでいると心に決めたのだが…
その後、日に日にマッチングアプリの人への気持ちが膨らんでいった。
そして、今まで何年も変わることのなかった好きな人への気持ちがどんどん減っていったのだ。これには自分でもびっくり。
ときどき眺めていた同窓会での好きな人が写った写真も削除した。
繋がれたのが奇跡だと思ったLINEも非表示にした。
ずっとずっと小学生のときからかっこよくて、自分の理想そのままの空気を持ってて、めちゃくちゃ魅力的だったのに。
マッチングアプリの人との2回目のデートを終えてから、好きな人への好きだった気持ちが嘘のように減っていった。
そしてマッチングアプリの人への気持ちが日に日に増していった。
外見や纏う空気が大好きだった好きな人。
彼は外側が光り輝いていた。
瞳や気遣い、一緒に過ごした時間が大好きなマッチングアプリの人。
彼は内側から光があふれ出している感じ。
今までの私の恋は、猪突猛進。
好きな人にはわかりやすく向かっていく。
告白もする。相手から始まる恋も告白してくれるような空気を出す。
自分の気持ちに素直に行動してきた。
でも今回のマッチングアプリの人への気持ちはいつもと違う。
友達目的で出会ったからというのもあるとは思う。
次のデートが決まってない状況で気持ちが増していく日々、いつもなら自分から連絡を入れていると思う。LINEなら相手のタイミングで見るだろうから迷惑じゃないだろうと。
でも今はただ相手からの連絡を待っている。
仕事が忙しいと聞いていたから。
仕事に集中してほしいと思ったから。
仕事がひと段落したら連絡をくれるだろうと思えるから。
そしてただ待つにしても、いままでならきっと苦しかった。
来るかわからない連絡を待つのは不安でしかたなかったと思う。
今は遠足前の子供みたいな気持ち。
待ち望む高揚感と2回のデートを思い出すたびに満ちる幸福感。
彼を想うだけで幸せだと思う。
今まで好きだと思ったら自分から近づきたいと思った。
彼にはそっと寄り添いたいと思う。
今までと違い過ぎて彼自身が好きなのかどうかがわからない。
友達なのか恋なのか。
結婚するなら彼のような人がいいんだろうなと思う。
沈黙も苦にならずむしろ居心地がよく、自分のままでいられて、たくさん話さなくても楽しい。
そしてなぜか彼といると運がいい。
2回しか会ってないから彼をよく知っているわけでもないし、彼がどう思っているかもわからない。
彼に話したいことができたとき、いつもならすぐLINEを入れる。
でも彼には直接会って話したいなと思った。
だから話せるように準備をする。素敵なものを買ったから写真を撮って見せたい。
連絡来るといいな♪
おわり
次からは見出しを変えて
今までにない恋のようなもの
へつづく